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鳥籠ノ砂

籠原スナヲのブログ。本、映画、音楽の感想や考えたことなどをつらつらと。たまに告知もします。

対話の欠乏、内省の肥大。 ――大澤信亮『新世紀神曲』感想

「そういう話がしたいなら評論を書けばいいんじゃないかしら?」――菖蒲みずき 大澤信亮『新世紀神曲』(新潮社、2013)の表題作は、批評としては少し型破りなスタイルを採用している。最近の現代日本小説の主要登場人物を使って、ある種の対話篇を書こう…

【文フリ】 『アニバタ vol.6』に文章が載ります。 【11/4】

こんばんわ、籠原スナヲです。 2013年11月4日(月)の文学フリマで頒布される『アニバタ vol.6』に、拙稿を載せて頂きました。TVアニメ『Free!』について論じています。 公式はこちら:http://www.hyoron.org/anibata6 続報は追ってお知らせします…

ボカロ私的良曲まとめ ――2013年8月&9月現在

① ATOLS『プリセット』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm21868513 ② カラスヤサボウ『ジャスティファイドジェノサイド』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm21482257 ③ niki『パラノイド』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm21604528 ④ MATERU『脳内革命ガー…

ネット社会に「闇」はあるか? ――平野啓一郎『決壊』について

「しかし、彼がそこからどうしても逃れられないのは、彼の知る他者が、現実の他者と少しも矛盾しないように感ぜられることだった」 平野啓一郎『決壊』(2008)の主眼は、その紹介文によれば「絶望的な事件を描いて読む者に〈幸福〉と〈哀しみ〉の意味を…

文化と政治の植民地 ――エドワード・サイード『オリエンタリズム』感想(上)

エドワード・W・サイード『オリエンタリズム』(1978)は、オリエンタリズムの理論とポストコロニアル理論を確立した書物である。簡単に言えば……オリエンタリズムとは、アジアや中東への誤解とロマンティシズムに満ちたイメージの領域であり、ポストコ…

美しい飛翔の夢想、醜い戦争の現実 ――宮崎駿『風立ちぬ』について

宮崎駿『風立ちぬ』が描く「飛行機」の表象は、美しい夢想と醜い現実の二律背反に置かれている。たとえば、カプローニとカストルプの対比を見てみよう。カプローニは世界的に著名な飛行機製作者のイタリア人であり、しばしば堀越二郎の夢のなかに現れる。そ…

抵抗としての生、救済としての死 ――TVアニメ『Angel Beats!』論

TVアニメ『Angel Beats!』(以下『AB』)は、2010年に放送されたオリジナル作品である。小説、漫画、4コマ漫画などの関連作品がつくられ、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の審査委員会推薦作品に選ばれている。その主題は、原作・脚本を務…

スピヴァク『サバルタンは語ることができるか』について ――現代フェミニズムの地平

スピヴァクがジャック・デリダ『グラマトロジーについて』の英訳序文を書くことで受け取った最大のものは、彼の「抹消の下に置く」身振りだった。その身振りは『文化としての他者』において、言説が孕む暴力性と偏向性を暴き立てるギリギリの綱渡りを可能に…

ボカロ良曲まとめ ――2013年6月&7月現在

こんにちは、籠原スナヲです。 2013年6月から7月にかけて聴いたボーカロイドオリジナル曲のなかで、個人的に素敵だなと感じたものをまとめました。 ① みきとP+keeno『kiss』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm21011936 ② sasakure.UK『ツギハギエデ…

【告知】 『アニバタ vol.5』『概念迷路』に寄稿しました。 【コミケ】【コミティア】

こんにちは、籠原スナヲです。 2013年8月10日~12日に開催されるコミックマーケット、および8月18日のコミティアにて頒布される評論集『アニバタ vol.5 特集:P.A.WORKS②作品論編』に拙稿を載せて頂きました。ちなみに、私はTVアニメ『花咲く…

イデオロギーの空虚な本質 ――ジジェク『否定的なもののもとへの滞留』感想

スラヴォイ・ジジェク『否定的なもののもとへの滞留 ――カント、ヘーゲル、イデオロギー批判』(1993)は、カントからヘーゲルまでのドイツ観念論をラカン派精神分析の理論とともに解釈し、その解釈を現代のイデオロギー批判に適用したものである。当時の…

個人主義は今や保守的である? ――平野啓一郎『ドーン』感想

平野啓一郎『ドーン』(2009)は一言で言えば、個人主義と分人主義の対立と和解を描いた作品である。個人主義とは、私たちの精神に単一の「主体」を想定する人間観であり、分人主義とは、そのような「主体」を想定しない人間観である。前者の場合、表層…

出来事の超越論性、欲望の分裂分析 ――國分功一郎『ドゥルーズの哲学原理』感想

國分功一郎『ドゥルーズの哲学原理』は、近年注目されている〈政治的ドゥルーズ〉の問題に真正面から答える書物だ。ドゥルーズの哲学には〈政治性〉があるのか、あるとすればそれはどのようなものなのか――この疑問を明らかにするため、國分はドゥルーズ哲学…

スピヴァク『文化としての他者』について ――現代フェミニズムの地平

デリダ『グラマトロジーについて』の英訳を手がけたスピヴァクが長大な「序文」で示したのは、「抹消の下へ置く」身振りへの並々ならぬ関心だった。それは彼女には、デリダの脱構築思想と他の現代思想を分ける大きな境界線に見えたのである。では、その関心…

【サンシャインクリエイション60】 『Fani通2012(下)』に寄稿しました。

6月23日(日)のサンシャインクリエイション60にて頒布される『Fani通2012(下)』に拙稿を載せていただくことになりました。2012年度下半期アニメ総合感想本です。 公式はこちら:http://d.hatena.ne.jp/f-kai/20130622/1371848782 お買い…

ネグリ+ハート『マルチチュード』について2 ――柄谷行人との関係

ネグリ+ハートの哲学は、様々な形で日本の批評・思想に影響を与えている。たとえば宇野常寛『リトル・ピープルの時代』(2011)の「拡張現実の時代」「リトル・ピープル」といった枠組は、濱野智史が指摘するように、ネグリ+ハートの言う「〈帝国〉時…

ボカロ良曲まとめ ――2013年4月&5月現在

①tilt『ヒカレルサテライト』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm20433562 ②ピノキオP『ゲームスペクター2』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm20538987 ③電ポルP『恋空予報』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm20574984 ④out of survice『東京リアルワー…

戦後の性、そして忘れた家と思い出す友――TVアニメ『ガールズ&パンツァー』論

TVアニメ『ガールズ&パンツァー』は、主人公の西住みほが県立大洗女子学園で戦車道のリーダーを務め、チームを全国大会優勝に導いていくアニメである。戦車道とは1945年8月15日までに設計された戦車を使って行なう武芸であり、この作品では「女の…

スピヴァク『デリダ論』について ――現代フェミニズムの地平(1)

ガヤトリ・C・スピヴァク(1942~)はジャック・デリダ『グラマトロジーについて』(1967)の英訳を手がけ、そこに長大な序文(1976)を記した。彼女はデリダの略歴を紹介し終えるや否や、ヘーゲルとデリダの関係から「序文」一般の問題を説い…

軽さと重さ、あるいは衝動としての愛 ――坂上秋成『惜日のアリス』について

もし小説に「正しい読み」があるのだとすれば、おそらく私は『惜日のアリス』を正しく読むことができていない。それどころか、おおよそ「作者の意図」とは真逆の解釈をしてしまったように思われる。しかし、「それがどれだけ気まずく悩ましい瞬間だとしても…

ネグリ+ハート『マルチチュード』について ――ドゥルーズ+ガタリとのスタイルの差異など

アントニオ・ネグリ+マイケル+ハート『マルチチュード――〈帝国〉時代の戦争と民主主義』(2004)は、『〈帝国〉――グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』(2000)の続編である。そもそも『〈帝国〉』は、グローバリゼーションに伴って…

アイドルとファンの垣根を越えて。 ――TVアニメ『ラブライブ!』論

TVアニメ『ラブライブ!』は、音ノ木坂学院の生徒である高坂穂乃果たちが、スクールアイドルとして活動する学園ドラマである。そもそも『ラブライブ!』とは、架空のスクールアイドル「μ’s」の日常や物語を雑誌上で展開しつつ、PV付きの楽曲を販売すると…

ボカロ時評2013年3月現在 ――くるりんご、椎名もた、じーざすP、みきとP

① くるりんご『幸福な少年』(PV:くるりんご) http://www.nicovideo.jp/watch/sm20184946 3rdアルバムから発表された『幸福な少年』は、初のデジタルなイラストレーションや「語り」の導入等によって、くるりんごにとって新しい局面を見せる作品とな…

【文学フリマ】 「ウェブニタス」「『青い花』評論集」「『たまこま』評論集」に寄稿しました。

4月14日(日)の文学フリマ in 大阪、および28日(日)の超文学フリマ in ニコニコ超会議に参加することになりました。 ① 土塊(@dokai3)氏編集の評論系同人誌「ウェブニタス」に、文章を書かせて頂きました。タイトルは、「彼女は虚構に回帰する。――…

「人それぞれだよ」がダメな理由――井上達夫『世界正義論』感想

井上達夫『世界正義論』は一言で言えば、「国境を越え、覇権を裁く正義」としての世界正義を追求する書物である。それゆえ、彼は「正義は国境を越えられない」という立場と「正義は身勝手に国境を超える覇権的なものでしかない」という立場を共に乗り越えな…

誘惑する哲学者 ――柄谷行人『哲学の起源』感想

古代ギリシアの統治形態とそれに類似した現代思想。 ①僭主政。不自由かつ不平等。→ファシズム。 ②デモクラシー。自由だが不平等。→アーレントおよびポパー(説得)。 ③哲人王。不自由だが平等。→レーニン主義。 ④イソノミア。自由かつ平等。→フロイトおよび…

ボカロ良曲の紹介と感想 ――2013年2月現在『ダンスダンスデカダンス』『コインロッカーベイビー』『夜咄ディセイブ』『純情スカート』

① カラスヤサボウ『ダンスダンスデカダンス』(PV:紫槻さやか) http://www.nicovideo.jp/watch/sm19940497 前々作『文学少女インセイン』の続編として制作されたらしき楽曲。教科書レベルの偉人を使い捨てる露悪的な歌詞は、そのまま「世界の中身はナン…

現在と過去、そして病 ――TVアニメ『中二病でも恋がしたい!』論

TVアニメ『中二病でも恋がしたい!』は、むかし中二病を患っていた主人公・富樫勇太が、今も中二病のヒロイン・小鳥遊立花と結ばれるまでを描く恋愛劇である。そしてまた、主人公と同じく元・中二病の丹生谷森夏と、ヒロインと同じく現・中二病の凸守早苗…

議論しない哲学者 ――ドゥルーズ+ガタリ『哲学とは何か』感想

ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリ最後の共著であり、その思想の総決算とも呼ぶべき『哲学とは何か』(1991)は、タイトルが示すとおり、「そもそも、ドゥルーズとガタリは哲学をどのように捉えていたのか」について教えてくれる。一言で言うとす…

ボカロ良曲の紹介と感想 ――2013年1月『アンダンテ』『16ビットガール』『エレクトロサチュレイタ』『Don't pop me』『Q』

① Dixie Flatline『アンダンテ』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm19639179 初音ミクの「里帰り」を描く Vocaloid イメージソング。タイトルには、「大きなうねりの中でも方角を見失わないように。心は常にアンダンテ(歩くような速さで)で」という Dixie …

説得しない哲学者 ――國分功一郎『スピノザの方法』感想

國分功一郎『スピノザの方法』はデカルトの思想とスピノザの思想を対比した上で、ある驚くべきテーゼを発見している。デカルトの思想が他者への説得を試みるのに対し、スピノザの思想は他者への説得を試みない、というのだ。 本書の問いは、人はいかにして真…

全体への道、個への道 ――TVアニメ『アイドルマスター』論

「961プロダクション」の社長である黒井崇男は、「765プロダクション」の社長である高木順一朗に「負けを認めたわけではない」と吐き捨てて去っていく。これが単なる遠吠えではないとすれば、いったい物語終盤のどこに彼の勝機があったのだろうか? T…

どちらが終焉したのか? ――スラヴォイ・ジジェク『ポストモダンの共産主義』感想

スラヴォイ・ジジェク『ポストモダンの共産主義』(2009)には、「はじめは悲劇として、二度めは笑劇として」というサブタイトルが冠せられている。ここで言われる悲劇とは2001年の9.11同時多発テロのことであり、笑劇とは2008年の金融大崩…

このボカロ曲がすごい! ――2012年版

2012年にニコニコ動画で発表されたボーカロイド楽曲のうち、個人的に素晴らしいと感じた10曲+α を挙げていきます(順不同&敬称略)。 ①ATOLS『呼吸』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm19570828 ②ねこぼーろ『哀傷歌コンテキスト』 http://www.…

【冬コミ】 TVアニメ『true tears』評論集に文章が載ります。

2012年12月31日、冬のコミックマーケット三日目にて頒布される「5年たってもアブラムシ――TVアニメ『true tears』放送5周年記念評論集」に、拙稿を載せていただきました。 タイトルは「君をあの子の代わりにしない。――『true tears』論」です。 …

【寄稿】 『アニメの門』に文章が載りました。

2012年12月14日、『アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門メールマガジン』にて拙稿を載せていただきました。タイトルは「2012年、残された希望――『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』論」です。 公式はこちら http://ch.nicovideo.jp/article/ar22959…

本の感想(『世界史の構造』『知の考古学』『神話が考える』)

『世界史の構造』 柄谷行人『世界史の構造』より引用。 「歴史の理念を嘲笑するポストモダニストの多くは、かつて『構成的理念』を信じたマルクス=レーニン主義者であり、そのような理念に傷ついて、理念一般を否定し、シニシズムやニヒリズムに逃げ込んだ…

映画の感想(『愛・おぼえていますか』『その男、凶暴につき』『バットマン』)

『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』 『愛・おぼえていますか』には、二つの「愛」が描かれる。ひとつは戦争の収束であり、もうひとつは輝と未沙の関係である。そしていずれの場合も、「愛」は「言語」の同一化として描かれる。すなわち前者は歌の…

【文学フリマ】 『maturing dead』に文章が載ります。

お知らせです。 2012年秋の文学フリマ、11月18日(日)に出品される『maturing dead』に、拙稿を載せていただくことになりました。タイトルは、「あなたのことを、特別と思う人がいればいい――『氷菓』論」です。 公式はこちら:http://d.hatena.ne.j…

コピーライトとアイデンティティ――中村明日美子『ウツボラ』論

1 中村明日美子『ウツボラ』は、コヨミと「三木桜」がすれ違うシーンで締めくくられている。このとき、コヨミには叔父である溝呂木舜のコピーライトが遺産として受け継がれており、「三木桜」には、おそらくは編集者の辻と性交したときに孕んだのであろう子…

綾辻行人と本格ミステリの倫理――『十角館』『時計館』『アナザー』

綾辻行人は、一般的に新本格ムーブメントの旗手として知られている。そして、本人もその役割を積極的に引き受けてきたように思われる。たとえば彼は、デビュー作『十角館の殺人』において、次のようなセリフを書いている。 「僕にとって推理小説は、あくまで…

被選択の排除――『ロボティックス・ノーツ』のためのノート

前回のおさらい 『カオスヘッド』の物語には、「選ばれること」はあっても「選ぶこと」がない。たしかに、主人公である西條拓巳は、咲畑梨深に承認されるか否かをめぐって苦悩する。しかし、たとえば梨深と優愛のどちらを愛すべきか、梨深と七海のどちらを助…

これは「母性」ではない。――『おおかみこどもの雨と雪』論

雨と雪について 雨と雪は、どちらも成長するにつれて「狼」と「人」のあいだで苦悩する。だが、その結末はきわめて対照的である。雨は「狼」として動物たちに融け込み、雪は「人」として学校に慣れ親しんでいった。この対比は単なるおとぎ話ではなく、もう少…

回避された選択 ――『ロボティックス・ノーツ』のためのノート

はじめに 『ロボティックス・ノーツ』は『カオスヘッド』と『シュタインズ・ゲート』から続く科学アドベンチャーシリーズの第三弾だ。このシリーズは、その世界観や登場人物の一部を同じくしている。そのため、もしも『ロボティックス・ノーツ』を論じようと…

『BLACKPAST vol.2』に文章が載ります。

お知らせです。 2012年夏のコミックマーケット三日目、8月12日(日)に発売される『BLACKPAST vol.2』に、拙稿を載せていただくことになりました。タイトルは、「「95年」と桃果の倫理――幾原邦彦『少女革命ウテナ』『輪るピングドラ…

『動ポモ』と『ゲーリア』、『クォンタム・ファミリーズ』について ――東浩紀と柄谷行人(第四回)

東浩紀は、『クォンタム・ファミリーズ』(二〇〇九)で本格的に小説家としての活動を始める。それまでにも、桜坂洋らとの共著で「ギートステイト」『キャラクターズ』といった作品はあったが、ひとりで小説を発表したのは『クォンタム・ファミリーズ』が初…

長井龍雪作品における「見る」ことと恋愛。 ――『あの夏』から『あの花』『とらドラ!』へ

なぜこんなにメガネをかけた登場人物が多いのか。長井龍雪『あの夏で待ってる』の物語を動かす六人のうち、三人がメガネをかけている。これはアニメの伝統から言って、いささか大きな割合を占めすぎではないだろうか。メガネはたんなる物体ではなく、キャラ…

遅延すること、それが新房の正義だ ――『偽物語』から『まどマギ』へ

新房昭之が監督したTVアニメーション『偽物語』を観ながら私は、新房作品に共通するテーマにようやく気づきつつあった。この作品は、ある種の目の肥えた人々には「内容がない」と評されているらしい。だが、それはあまりに「早まった」評価だと言わざるを…

『一般意志2.0』について ――東浩紀と柄谷行人(第三回)

東浩紀は『一般意志2.0 ルソー、グーグル、フロイト』(二〇一一)を書く前に、似たテーマで「サイバースペースはなぜそう呼ばれるか」と「情報自由論」の二つを書いている。だが、これらは書き手にとって満足のいくものではなかったらしく、単行本にはな…

「上手な文章」を目指さなくてもよい理由

今回は、小説の書き方に関わることがらについて話をしようと思います。せっかく文芸サークルなんてものに入っていることですし、たまには。 内容はタイトルのとおりです。私たちは小説を書くときにせよなんにせよ、普通「上手い文章」を書こうと心がけていま…