① ATOLS『バベル』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm13367851 ② (仮)P『僕が見た夢』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm13292706 ③ YM『十面相』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm13304052 ④ ナノウ『Waltz Of Anomalies』 http://www.nicovideo…
① かいりきベア『アイソワライ』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm25611546 ② 西沢さんP『秘密男女の関係』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm25571970 ③ yukkedoluce『ワールド・オブ・パラドクス』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm25510379 ④ 石風呂『…
① MI8k『不完全な処遇』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm25107796 ② 砂粒『シンクロサイクロトロン・スピリチュアライザー』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm22888888 ③ ナブナ『夜明けと蛍』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm24892241 ④ ナナホシ…
小森健太朗『神、さもなくば残念』はサブタイトルが示すとおり、2000年代以降における日本のアニメーション作品群について、思想的な語彙を用いながら批評していく書物である。 まず確認すべきは「モナド」の比喩だと言えよう。個々の共同体が相互不干渉…
大澤聡『批評メディア論』はサブタイトルが示すとおり、戦前期日本の論壇と文壇について論じたものである。しかしそれは単に日本の戦前期を文学史的に整理するのではなく、現代の批評が抱えている諸問題の起源を、批評が成立した戦前期に遡行することで見出…
① ATOLS『ハデス』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm24955047 ② sleepless『xenosphere』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm22997181 ③ ねこぼーろ『オノマトペメガネ』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm24598974 ④ keeno『morning haze』 http://www.nico…
神山健治『009』は監督・脚本の迷いが露骨に現れている映画だ。すなわち保守的に行くのか革新的にやるのか、あるいは娯楽作品にするのか文芸作品にするのか、そういう基本的な方針が定まっていないように思われる。原作に対して強欲貪欲だったのか優柔不…
カラスヤサボウ「ガールフレンド・イン・マイ・ブルー」 http://www.nicovideo.jp/watch/sm24761070 ねこぼーろ「オノマトペメガネ」 http://www.nicovideo.jp/watch/sm24598974 石風呂「サンデーミナミパーク」 http://www.nicovideo.jp/watch/sm24712348 …
バールーフ・デ・スピノザの『エチカ』は、タイトルが示すとおり倫理について論じた書物である。 本書は全五部から構成されており、それぞれの部は「神について」「精神の本性および起源について」「感情の起源および本性について」「人間の隷属あるいは感情…
まず柄谷行人(編)『近代日本の批評1:昭和篇(上)』には、1925年から1935年までの日本近代批評を扱った論文と討議、そして1935年から1945年までの日本近代批評を扱った論文と討議が収録されている。いずれの論文も執筆しているのは柄谷…
柴崎友香『春の庭』はその印象に反して難解な小説である。そしてそれは、柴崎が明確な主題のもとで本作を執筆しているにもかかわらず、決してその全容を明らかにしようとはしないからである。 柴崎友香の多くの小説は「期待の地平」(ヤウス)を裏切ることで…
柄谷行人(編)『近代日本の批評1:昭和篇(上)』には、1925年から1935年までの日本近代批評を扱った論文と討議、そして1935年から1945年までの日本近代批評を扱った論文と討議が掲載されている。いずれの論文も執筆しているのは柄谷行人…
はじめに マルティン・ハイデガー『存在と時間』はタイトルが示すとおり、存在と時間の関係について語ろうとしたものである。その第一部は「現存在を時間性へ向けて解釈し、存在への問いの超越的地平として時間を究明する」ものである。彼は経験的な「存在者…
ATOLS『ゾンビメイカー』http://www.nicovideo.jp/watch/sm24243135 電ポルP『曖昧劣情Lover』http://www.nicovideo.jp/watch/sm24237168 Mah『セクト』http://www.nicovideo.jp/watch/sm23898832 じーざすP『SI・RI・TO・RI』http://www.…
ジャック・ラカン『二人であることの病い』は、三つの症例報告と二つの論考から構成されている。ラカンは「症例エメ」と「パラノイア性犯罪の動機 ――パパン姉妹の犯罪」のなかで他者と自己の奇妙な関係について語り、のちにそれを「鏡像段階論」として整理し…
ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』(1976)はタイトルが示すとおり、象徴交換の概念と死の概念について説明するものである。象徴交換とは、何らかの商品を現実的な物質として交換することではなく、言わば象徴的な記号として交換することを意味し…
【MV】daze【Lyrics Ver.】 - YouTube http://www.nicovideo.jp/watch/sm18406343(チルドレンレコード) じん(=自然の敵P)のマルチメディアプロジェクト『カゲロウプロジェクト』は、物語前半において「虚構」と「現実」の逆説的な関係を提示したうえで…
TVアニメ『ラブライブ!』は単なる虚構ではないと感じた。おおよそ観客にとっての単なる虚構は、登場人物にとっては単なる現実のはずだ。しかし本作はそうではないのではないか。どちらかといえば、これは、ミューズがミューズの魅力を伝えるために演じた…
西尾維新の〈物語〉シリーズは、大きく三つのシーズンに分けられている。まず『化物語』から『猫物語(黒)』までのファーストシーズン、次に『猫物語(白)』から『恋物語』までのセカンドシーズン、そして『憑物語』から『続・終物語』までのファイナルシ…
①YM『キラワレ』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm23857262 ②ATOLS『ユラグ』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm23603700 ③カラスヤサボウ『共犯者』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm23675411 ④みきとP『しゃったーちゃんす』 http://www.nicovid…
ジュディス・バトラーは『触発する言葉』のなかで、言葉が人を傷つけることについて考察している。ここで具体例として挙げられるのは、ヘイトスピーチとポルノグラフィとカミングアウトの問題である。まず、ヘイトスピーチを取り巻く米国の議論から見ていこ…
こんにちは、籠原スナヲです。 たつざわさん編集の『アニバタ vol.9 特集:けいおん!&たまこラブストーリー』に拙稿を掲載して頂きました。 また、Fani通編集部の『Fani通2013下半期』に拙稿を掲載して頂きました。 どちらも、公式サイトはもうし…
山田尚子は京都アニメーション所属の監督、演出、アニメータである。TVアニメ『けいおん!』と『けいおん!!』(原作:かきふらい)、およびその劇場版である『映画けいおん!』で初の監督を務めた。さらにオリジナルTVアニメ『たまこまーけっと』、お…
山田尚子は京都アニメーション所属の監督、演出、アニメータである。TVアニメ『けいおん!』と『けいおん!!』(原作:かきふらい)、およびその劇場版である『映画けいおん!』で初の監督を務めた。さらにオリジナルTVアニメ『たまこまーけっと』、お…
①sleepless「xenosphere」 http://www.nicovideo.jp/watch/sm22997181 ②niki「平面説」 http://www.nicovideo.jp/watch/sm23368297 ③ピノキオP「絵の上手かった友達」 http://www.nicovideo.jp/watch/sm23298444 ④ねこぼーろ「さよなら4月のドッペルさん」…
マルティン・ハイデガー『存在と時間』は、超越論的な原理たる「存在」の意味に関する問いを提示している。ハイデガーは、存在の意味に関する問いを反復する必要性を感じているらしい。まず本書は、存在の意味に関する問いを形式的・構造的に整理している。…
0 ――遊戯の位置 石原慎太郎(1932~)は『太陽の季節』(新潮社、1956)で文学界新人賞と芥川龍之介賞を受賞してから、『北壁』(三笠書房、1956)、『狂った果実』(新潮社、1956)、『日蝕の夏』(三笠書房、1956)、『理由なき復讐…
ジュディス・バトラー(1956~)は1990年に『ジェンダー・トラブル』を発表した。本書は副題が示すとおり、私たちの性的アイデンティティに何らかのトラブルを起こすための理論書、それを通じて従来のフェミニズムに再考を促すための哲学書だったと…
エドワード・W・サイードは『知識人とは何か』(1994)と『人文学と批評の使命――デモクラシーのために』(2004)のなかで次のように問うている。知識人、あるいは人文学者や批評家とはどのような存在であり、彼らは民主主義においてどのような使命…
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』は「語りうるものについては明晰に語りうるし、語りえぬものについては沈黙しなければならない」と述べている。これは思考可能なものと思考不可能なもの、というより表現可能な思考と表現不可能な思考の…